シーズーは、中国原産のペキニーズとチベット原産のラサ・アプソの交配で誕生した犬種だと言われています。

シーズーの名前は、古代中国で空想上の霊獣とされていた獅子からきており、その中国語の発音に由来していると言われています。
古代中国で獅子は、神様の使者として神聖に尊ばれていましたので、その容姿が似ているシーズーは、皇帝や貴族の愛玩犬として大切に飼育されていました。
シーズーは、古くから愛玩犬として可愛がられていた小型の犬種ですので、とても人懐っこく賢いため、しつけもしやすく飼いやすい犬種だと言われています。

シーズーの皮膚病の予防

シーズーは、加齢とともに皮膚の抵抗力が衰えてくると、皮膚病を患う場合も多くなります。

皮膚疾患は原因の特定が難しい場合もありますので、慢性化したり再発を繰り返す場合も多いものです。

アレルギー体質の場合には、特に注意深くノミやダニ、花粉やハウスダストなどを吸引させないように、室内を清潔に保つ事が大切になります。

また、散歩中の草花との接触や、食べ物に含まれる添加物にも気を付ける必要があります。

犬が痒がる様子を見るのはとても辛いですが、無理に症状を抑えようとしてステロイド剤を長期間使い続けると、過剰な免疫抑制作用によって、クッシング症候群や副腎皮質機能不全などの内臓疾患を招く可能性があります。

また、皮膚が萎縮して薄くなりますので、細菌や寄生虫などの感染症にかかりやすくなる心配がありますので、十分注意が必要です。

皮膚病の予防は、日頃から犬の体をよく観察しておき、異常があればすぐに検査を受ける事が、早期回復につながります。

過度なシャンプーや洗浄力が強すぎるシャンプーは、皮膚が乾燥しやすくなったり、少ない皮脂を補おうとして、皮脂の過剰分泌を招く場合もありますので、シャンプーのやりすぎにも、十分注意が必要です。