シーズーは、中国原産のペキニーズとチベット原産のラサ・アプソの交配で誕生した犬種だと言われています。

シーズーの名前は、古代中国で空想上の霊獣とされていた獅子からきており、その中国語の発音に由来していると言われています。
古代中国で獅子は、神様の使者として神聖に尊ばれていましたので、その容姿が似ているシーズーは、皇帝や貴族の愛玩犬として大切に飼育されていました。
シーズーは、古くから愛玩犬として可愛がられていた小型の犬種ですので、とても人懐っこく賢いため、しつけもしやすく飼いやすい犬種だと言われています。

シーズーの皮膚病の原因

シーズーは長毛種ですので、梅雨のじめじめした時期や夏場の蒸れやすい時期になると、皮膚に痒みや湿疹などのトラブルが起こりやすくなります。

また、気候が暖かくなると細菌や真菌（カビ）が繁殖しやすくなり、ノミやダニの活動も活発になりますので、そのような感染症にもかかりやすくなります。

アレルギー体質の場合には、季節的に痒みが強くなる時期がある場合や、
年中通して痒みが慢性的に起こり、皮膚の湿疹や脱毛、発赤などが見られる場合もあります。

もともとシーズーはチベット原産の犬種です。

そのため、チベット高原などの寒冷地で乾燥しやすい気候にも順応するために、他の犬種に比べると皮脂の分泌が多く、被毛も密集して生えています。

そのため、冬の寒さには強い特徴を持っていますが、マラセチアや膿皮症などの感染症にかかりやすい犬種ですので、日頃から皮膚や被毛を清潔に保つようにしてあげましょう。